カードをなくした時の保障

海外旅行はもちろん、国内の移動でも大変活躍するクレジットカード。
気になるのはその補償内容と補償対象になる場合の条件ではないでしょうか。
特に対象条件に関しては、制限が厳しすぎず、きちんと補償してくれるものを選んでおきたいところです。

・カードを失くしたら
もしもカードを失くしたら、まずコールセンターへ連絡します。
勝手に引き落とされていたり、盗難されて勝手に使われていた場合など、心あたりがない請求を受けた場合はすぐに連絡を入れましょう。

次にカード会社が調査を行います。
ここで補償対象と認められるかどうかが決まりますので、書類の届け出などは確実に行いましょう。
もし「不正使用」があると認められれば請求は取り消され、使用された分の請求はなくなります。

・補償対象の条件
もしも不正利用した相手がカード所有者の家族や同居人などの「関係者」である場合は、不正使用にはあたらないので注意が必要です。
疎遠な家族であっても親族によるカード使用は不正とは認められません。
使い込みをされた側としては納得がいかないかもしれませんが、完全な第三者であることが重要なポイントです。

また、カード所有者が第三者へ意図的にカードを貸したり、あるいは譲り渡したりといったやり取りを行っていた場合も、
不正使用にはあたりません。

あくまで個人の責任の範囲内で行われるべき部分ですので、「勝手に」使われたとは判断されません。
うっかりカード番号を話してしまったような場合も同じです。

そして、非常に重要なポイントとして、地震や戦争などの大規模な混乱が生じた時に不正使用が起こった場合、
補償の対象とはならないので注意が必要です。(カードを置いて逃げただけの場合、新しく再発行して貰うことが可能です。)
非常事態に乗じてカードが使い込みされるケースも十分にありえますので、
暗証番号などは家族同士であっても簡単に教えないなど、日頃から厳重に管理しておきたいものです。